今年は8月27日(土曜日)の午後にガムラン、ジャティラン、ジャワ舞踊、影絵芝居がありました。開始が13:30、終了が19:45という長丁場でした。
当日はカンカン照りにはならず、穏やかな天気。冷房の効いた相楽園会館の中からは緑鮮やかな庭園が見渡せます。お昼寝ガムランはお客様の方が緊張していて、どうやってくつろいだらよいのだろう、と困っていらっしゃる方がいらっしゃいました。ジャワのプンドポで演奏があるときは、屋台がでたり、鳥や赤ん坊や子供の声がするのになあ、と比べてしまいます。それでも、「お昼寝」と書いてあるのだから、と少しずつくつろぐ人が現れて、だんだん楽しい雰囲気になりました。
続く馬踊りジャティランは、外に出て、ラクササの仮面をかぶったスラメットさんを、馬にまたがって鞭をもったメンバーが追いかけるパーフォーマンス。スラメットさんのユーモアたっぷりの演技は相楽園中の人々をひきつけていました。
そのスラメットさんは、その後、ジャワの正装をして受付に立ったのですが、あのラクササの仮面をかぶった踊り手と同一人物だと気付いていたお客様はどれくらいいるでしょう?
他のメンバーもTシャツからジャワの衣装に着替えました。Tシャツはワヤンの図柄のおそろいで、ちょっと素敵です。でも、みんなのジャワの衣装もきらびやかで、お互いに写真を取り合いました。
ジャワ舞踊は「サリクスモ」と「ゴレ・ランバンサリ」。優雅に揺れるジャワ舞踊の美しさは、何度見てもよいものです。「サリクスモ」は短かったのですが、「ゴレ・ランバンサリ」は30分くらいのクラッシックバージョン。美しい、まさにゴレ(人形)のような踊り手を見て、お客様もたっぷり楽しまれたのではないかと思います。私は「ゴレ・ランバンサリ」は手拍子参加。盛り上がるところで手拍子をする楽しさは格別です。演奏する方も盛り上がり、ヒロミさんが「ボナン楽しかった~」とハイテンションでした。
最後は影絵芝居(ワヤン・クリ)。「プラン:クンバン(華麗なる闘い)」というアルジュノ大暴れの物語。ダランのローフィの思うがまま、わがままに展開したはず・・・。「はず・・・」というのは、これを見ずに帰ってしまったから。う~む、残念至極。
ジャワに行って、何が病み付きになるって、ワヤン・クリがいちばんです。普段なかなか見られないからなおさら。ジャワ語が分からなくても人形の影を見ているだけでも楽しくて、楽しくて。ダランの話していることがわかったら、どんなに楽しいだろう、といつも思う。だって、観客のジャワ人たちは大笑いしているんだもの。道化の4人組「プノカワン」もみんな大好き。今回のおそろいのTシャツにはプノカワンのキャラクターも印刷されていました。ひとりひとり違うんですよ~。私のはスマルでした。
(文責:タナハシトシエ)
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